ヤマシャクヤク   

六月の森に咲くその深山の花は、雨に負けるどころか、その雨露を自らの飾りにさえして、
そこにひっそりと佇んでいた。その姿はあくまでも上品でおくゆかしく高貴。
安易に近付き難いような雰囲気さえ持つ。この森もまだその品格を失ってはいない様だ。